CONCERT
コンサート情報
プロコフィエフ没後70年 CDリリース記念リサイタル 滝千春が弾く新しい物語~沼沢淑音と共に~

公演:
プロコフィエフ没後70年 CDリリース記念リサイタル 滝千春が弾く新しい物語~沼沢淑音と共に~
出演:
滝千春(ヴァイオリン)/沼沢淑音(ピアノ)
日時:
6月6日(火)19:00開演
会場:
東京文化会館 小ホール
お問い合わせ:
株式会社オフィス・フォルテ
03-6220-3367
滝千春からのメッセージ ~リサイタルに寄せて~
2018年のデビュー10周年記念リサイタル「オール・プロコフィエフ・プログラム」をから5年。 このプログラムを濃縮させた念願のCDを発売、そしてまた次のチャプターへと動き出すことに胸 を弾ませております。
音楽は芸術の一部であり、芸術は常に新しい発見の積み重ねでもある。こ れを自身のテーマとして掲げ、沢山の事に挑戦していきたいと思っております。
今回はそんな想い を込めて「滝千春が弾く(語る)新しい物語」と題し、色彩豊かなプログラムで、沢山の「発見」の 時間をお届けできたらと思います。
澤谷夏樹(音楽評論家)
ドイツ中部ライプツィヒの中央駅は、ヨーロッパ最大級の端頭式駅舎を持つ。そのせいか、プラットホーム階にある新聞・雑誌売り場も、他所にないほどに大規模だ。かつて一等旅客のための待合室だった場所に、色とりどりの表紙が並ぶ。その中でもとりわけ目を引くのが、美術やファッションを扱う雑誌群だ。必ずしも派手ではないのだが、どのカバーも手の込んだアートワークになっている。内容も同様で、特集をはじめ小さい記事、果ては字体ひとつにいたるまで、作り手の描く世界観をきれいに映し出す。
滝千春の演奏を初めて聴いた時、そんなマガジンの魅力を即座に思い浮かべた。
プログラムの組み立てを通して描く“ストーリー”の起伏、1曲1曲の完成度の高さ、音楽のベクトルにそった弓の力動。それらが渾然一体となって、コンサートのキラキラとした魅力を支えている。
だから、このたびのリサイタルにも期待を寄せている。とくに、マージナル(周縁的)な存在から、アートの大きな主題を彫り出す手腕は、今回のプログラムにも発揮されている。そうそう、舞台での出で立ちも忘れてはならない。感度の高い装いは、演奏会の雑誌らしさをいっそう高めてくれるだろう。
チケット購入はこちら
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チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=滝千春
CDリリース情報(2023年5月19日発売予定)
プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番「ピーターと狼」
ヴァイオリン:滝千春
ピアノ:沼沢淑音(プロフィール)
レーベル:MClassics
品番:MYCL-00027
仕様:SACDハイブリッド盤〈DXD352.8kHz 録音〉
税込定価:3,520円
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